2022.10.23
2週間ぶりのトレーニングマッチは秋晴れの下で行われた。日差しはやや強い。が、涼しい風に中和され体感的にはほどよい感じ。
この日の息子は調子が良かった。コーチからも随所でお褒めの言葉をいただいたようで、褒められると乗ってくるタイプの息子は気持ちよさそうにプレイしていた。
しかしながら、当然そんな時でも課題は見つかるもの。彼はまだまだまだまだ発展途上なのだ。この日、浮き彫りになった課題は主に2つあった。
抜け出すタイミングがまだわかっていない
「抜け出し」については、これまでも散々言われてきている。息子も動画を観たりして研究しているが、今だにこの抜け出しのタイミングを掴むというチャレンジには苦戦している様子。この日も、いい感じで味方にボールが入った時でも歩きながら傍観しているシーンが何度かあった。そのたびにベンチからは「抜けろ!」と声が掛かっていたが、「抜けろ!」の意味がわかっていないようにすら感じる。どうすれば上達するのか息子と一緒に色々調べてみたが「常に意識する」「頭と体でタイミングを覚える」などを徹底するしか無いようだ。
3タッチ目のアイデアが無い
これは非常に興味深い指摘だった。サッカーにおけるボールタッチについてコーチの言葉を要約するとこんな感じ。
もちろんダイレクトプレーなど例外もあるが、つまり1・2タッチはベースとなるアクションで3タッチ目が勝負どころなのだ。だいたいいつもFWの位置にいる息子にとって、それはゴールを奪うためのアイデアを3タッチ目で具現化するということな気がする。息子の場合、2タッチ目まではかなり精度が上がってきているが、3タッチ目が凡庸というか、いまいち狙いが明確ではないとのこと。たしかに息子が3タッチ以上ボールを持つ時はあんまりワクワクしないなと思った。「3タッチ目のアイデア」言葉的にもキャッチーで追求しがいのある課題だ。
とにかく、ゴールハンターを自称する息子にとって今回の課題は非常に重要な気がする。ここでもう1段、限界を突破し、高みに上ってほしい。
6試合/0ゴール/2アシスト
この日は調子は良かったが結果的にノーゴル。数字的には物足りないもののコーチの評価は非常に高かったらしい。たしかに2アシストの場面も含めっちゃ頑張っていたので親としても観ていてワクワクした。
ちなみに、試合後「お腹が減った」と言うのでコンビニに寄った。息子はそこで焼鳥2本とおにぎり2個とサラダを食べていた。その様子を見ながら「最近だいぶ食べるようになったな~」とか思っていたら、家に帰ってからさらにインスタントラーメンも食べていた。
こいつはきっと大きくなる。
そんなことを感じた、秋の1日だった。