ワイツーブログ

好きなことや楽しいことをワイワイと書き記します。

【仕事】営業は誠実に鈍感に、とにかく動く。

ミーティングでみんなに「テレアポしよう」と言ったけれど、正直どうすればいいのか分からない。どこに営業すればいいのだろう?とりあえずデカい企業からアタックすればいいのか?

 

 

yuiyasu.hatenadiary.com

 

 

決まった製品やサービスを売る会社なら買ってくれそうな企業をまずはピックアップするのだろうか。しかし、よくよく考えると、ぼくたちの仕事はクライアントの課題をヒアリングして、解決策を考えて提案すること。いわば、オーダーメイド型なのだ。社内にある殆どのお仕事は昔から付き合いがある企業からのものか、あるいはその企業から紹介されて得たお仕事らしいのだ。ぼくの会社は新規に弱い。

 

そんな社内でも、比較的新規に強い営業マンに聞いてみた。アタックする企業の基準はなにか?どうやってアタックすればいいのか?聞いてみた。その人は40代半ばで、文章では表現できないような形をした髭がトレードマークだ。およそスマートな雰囲気ではないけれど、デキるらしいのだ。ちなみに奥さんはめっちゃキレイだけど、めっちゃ怖いらしいのだ。

 

ナンパと一緒だよー。かわいいなと思う子がいたら近づいて声かけて、無視されたら、次の子を探す。これの繰り返しだよー。声もかけてないのに色々考えても意味ないから、まずはファーストインプレッションで動くこと。情報収集や戦略を練るのも大事だけどさ、動かないと始まらないぞ。

 

なるほど。おっしゃる通りだ。伊達に変な髭を生やしていない。実績がある人が言うことは違う。とにかく電話しよう。喋りながら考えれば良いじゃないか。アレコレ考えすぎていた自分を恥じた。しかしながら、冷たくあしらわれたらどうしよう。とヒヨってしまうガラスのハートなぼくもいる。

 

断られても別に死ぬわけじゃないよー。次に行けばいいでしょー。大事なのはさ、誠実に話をすること。そして時に鈍感になることだと思うよ。

 

彼は変な形の髭をさすりながら言った。その髭も少しかっこよく見えてきた。その日、ぼくは人生で初めて営業電話をかけた。そして、何と人生で初めてのアポ取りに成功した。

かつて、「考えるな感じろ」と言う人がいた。しかし今のぼくには「考えすぎるな動け」が正解な気がした。

 

後から聞いた話、彼と奥さんの出会いはやっぱりナンパで、最初に声をかけた日はガン無視されたけど、1週間後に偶然また声をかけて話が盛り上がったらしい。本当かどうかは知らないが、彼は奥さんと出会ってからはナンパをやめたらしい。誠実になったのだ。そして、毎日めっちゃ怖い奥さんに怒られながら楽しそうに生きている。デキる彼は誰よりも鈍感なのだ。