ワイツーブログ

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【サッカー】少年サッカー観戦記14/ライバルチームの急成長

 

いまにも降り出しそうな曇り空


2023.05

 

GW強化期間の3日目。1日オフを挟んでこの日も4試合に挑んだ。大会を主催したのは近所のスポーツ少年団。息子のチームとは合同合宿を行うくらい仲が良いチームだ。これまでも何回か練習試合をしたが大差で息子チームが勝つことが多かった。実力差はあるが縁が深い。そんなチームだ。

 

4試合の内訳は3勝1敗。12チーム中2位というまずまずの成績だった。息子は比較的調子がよく1ゴール2アシストを記録した。とりわけ2アシスト目はいい感じで、本人も納得のプレーだったようだ。

 

ただ、この日1番のトピックスは息子のプレイではなかった。チーム唯一の負けが例の仲良しチームとの試合だったことだ。これには選手はもちろん、コーチや保護者もびっくりした。つい数ヶ月前までは5対0とか7対0で勝っていたチームに突然負けたのだ。勝利が決まった瞬間の相手チームの喜び方は半端じゃなかった。それこそW杯でドイツやスペインに勝利した日本代表のように喜びを爆発させていた。

 

1対0。終盤までスコアレスでピリピリした試合だった。展開が早くひとつのミスが命取りになる。そんな緊張感が漂っていた。この試合唯一の得点シーンもミスから生まれた。何よりも相手チームの勝ちたいという意志が強かったように思われる。負けたけどめっちゃ良い試合。ここだけの話、途中からぼくは相手チームの子たちを応援していた。ジャイアントキリングな試合で観ていて熱くなった。

 

試合後。相手チームの関係者の方に聞いたら、彼らにとって息子チームに勝つことは随分前から掲げていた目標だったらしい。そのために何をやったのか。特別なことはしていない。「止める蹴る」基本プレーの強度を高めただけとのこと。「サッカーが好きなら技術面は勝手に上達していきますよ」とその方は爽やかに笑った。

 

とにかく、はっきりした共通目標があるチームは強い。そんなことを考えさせられた一戦だった。思えば息子チームの選手達はそれぞれどんな目標を持っているのだろうか。人それぞれモチベーションも違うはず。明確な目標があるこの子のほうが少ないのだろうか。

 

いずれにせよ、このチームでの活動はあと1年もない。中学生になれば、クラブチームに行く子もいれば、部活動に集中する子もいるし、サッカーを辞める子もいるだろう。

 

それぞれ目標は違うけれど、とりあえず週何回か同じグラウンドに集まって同じメンバーでサッカーをする。ここ数年、当たり前だったその光景もあと数ヶ月で終わるのだ。息子の成長する姿を追いかけているうちに、いつの間にかぼくはこのチームのサポーターみたいな気持ちになっている。残り数ヶ月。今度はチャレンジャーとしてライバルチームへのリベンジも期待したい。