最近ハマっている漫画があります。
ロードレースを題材とした人気漫画
『弱虫ペダル』
熱い、熱すぎる。
主人公はアニメオタクの高校生小野田坂道くん。運動音痴な彼はアニメ研究部に入るつもりだったけど、ひょんなことからロードレースの世界に触れ、いつのまにか自転車競技部に入部し、良き仲間や良きライバルとたくさん出会い、刺激しあって、努力を重ね、あれよあれよと言う間にめっちゃ活躍する。
ざっくり言えばそんなストーリーです。
今更なくらいの人気漫画に、今更ながらハマってしまったので、今更ではございますが「なぜ惹かれたのか」を整理してみました。
主人公があまりにもピュア
ぼくが学生の頃の漫画は主人公がだいたいヤンキーでした。『スラムダンク』『幽遊白書』『ジョジョ』。人気漫画の主人公は強めの「輩」でないとダメ!みたいな雰囲気が漂っていました。それに比べ、最近の漫画は小野田くんや『鬼滅の刃』の炭治郎、ぼくが大好きなサッカー漫画『DAYS』の柄本くんなど、どちらかと言うと大人しめで、謙虚で、やたら優しく、あまりにも素直でまっすぐな主人公が多い気がします。特に小野田くんの愚直なまでのピュアでひたむきなキャラクターが、汚れてしまったおじさんにはたまらんのです。。。
キャラが個性的というか異常
登場人物のデフォルメが異常なのも弱虫ペダルの魅力のひとつ。レース中に選手が巨大化したり、虫になったり、膨らんだり、えっぐい表現が目白押しです。中でも自由自在にデフォルメされているのが、この作品のヒール要素をたった1人で担っているキャラクター御堂筋翔くん。基本的には爽やかキャラばかりな弱虫ペダルのなかで一際異彩を放つのが彼です。逆に心地よくなるくらいヒールで、5周くらいまわってちょっと好きになるほどです。キャラクターの強烈な個性もこの作品の魅力です。
未知の競技との出会い
3つ目はめちゃめちゃ根幹にある要素で、ロードレースという未知の世界との出会いです。見たこと、聞いたことはあるけど全然知らなかった競技の魅力に触れる。この感覚は、そう、かつてスラムダンクにハマった時とよく似ています。サッカーか野球しか知らなかったぼくに3番目のスポーツとしてバスケの魅力を教えてくれたのがスラダン。仮にもっと若い時に弱虫ペダルに出会っていたら、自転車競技部に入部していたかもしれません。山を登っていたかもしれません。ケイデンスをあげまくっていたかもしれません。とにかくロードレース面白いなって思わせる作品です。